お金・節約

コンビニ別チャージ攻略|セブン・ファミマ・ローソン最適解

コンビニでのチャージは「どこでも同じ」ではありません。
セブンはnanacoとATMの二刀流、ファミマはFamiPayとポイント連携、ローソンはATMとPonta(またはd)が核です。
本稿はセブン・ファミマ・ローソンの“最適解”を、手順と注意点まで実務目線で整理します。
税金の納付や交通系ICの補給、PayPayやau PAYの現金チャージなど、日常の「いま補充したい」を想定して最短ルートを提示します。
さらにポイントの二重取りや落とし穴を避けるコツも具体的にまとめました。
レジ前で「あれ、ここではできないのか…」と立ち尽くさないよう、サッと決める判断基準を身につけましょう。

セブン‐イレブン編:nanacoとATMを“二刀流”で回す

nanacoで「現金しかムリ」をひっくり返す

セブン‐イレブンの収納代行は、支払い方法が現金またはnanacoに限られます。
税金や公共料金も対象なので、nanacoに事前チャージしておけば「現金のみ」を回避できます。
このときレジ決済でポイントは付きませんが、チャージ時にセブンカード・プラスなら還元が発生するため、実質の取りこぼしを抑えられます。
収納代行でnanacoが使える範囲には一部対象外がある点も覚えておきましょう。
「支払いはnanacoのみ」という店内アナウンスを見かけたら、迷わず残高を確認しておくと安心です。

セブン銀行ATMで“まとめて補給”する

店内のセブン銀行ATMは、スマホ決済や電子マネーの現金チャージ拠点として優秀です。
PayPayはATMのQR読取り→企業番号入力→紙幣投入で手数料ゼロ、過去24時間での高額チャージにも対応します。
2025年に手順が一部変わり、QR読取り後にアプリ側で企業番号を表示してからATMに入力する必要があります。
au PAYも同様にセブン銀行ATMから1,000円単位で入金でき、案内に従えば迷いません。
さらに楽天Edyや交通系ICの現金チャージにも対応し、レジが混む時間帯でもATMに直行すればすっと終えられます。
「今日はPayPayとSuicaとEdyを補給」など、複数の用途を一度に賄えるのが強みです。

ありがちな失敗とリカバリー

夕方のレジ混雑時は「nanacoチャージ→そのまま支払い」をひと息で完了させたいものです。
とはいえ、nanacoは現金チャージかセブンカード・プラスのみが基本で、他カードからの新規クレカチャージ登録はできません。
古い情報のまま「他社カードでいける」と思い込むと詰まります。
また、ATMのQR手順を早押しして企業番号を先に入れるとエラーになることがあるため、画面の指示に従ってから入力しましょう。
「急いでいるときほど一呼吸」を合言葉に、カチッと確認して操作すればトラブルは防げます。

ファミリーマート編:FamiPayとポイント三択を正しく使う

店頭現金チャージとJCB/Apple Payチャージの使い分け

FamiPayは店頭レジで現金チャージが可能です。
加えて、JCBブランドのクレジットカードやApple Payからのチャージにも対応し、iPhoneなら「クレジットカード・Apple Pay」を選んで即時反映できます。
2025年8月にJCBブランドカード(ファミマTカード除く)のFamiPayチャージ上限が見直され、1日15,000円・1か月20,000円の一律制限になりました。
大きく入れたい月は「銀行口座チャージ」や店頭現金を併用するのが現実的です。
カードの規約上、チャージ分がポイント付与対象外になる発行会社もあるため、還元狙いのときは注意書きを必ず確認しましょう。

d/楽天/Vポイントを“連携して出す”

ファミマは買い物前に、FamiPayアプリへdポイント・楽天ポイント・Vポイントのいずれかを連携して提示するのが基本です。
ポイントは同時に複数ではなく“どれかひとつ”を選ぶ方式なので、その日の目的に応じて切り替えます。
キャンペーン期は「FamiPay提示+対象ポイント連携」で上乗せが入ることが多く、エントリー制の施策もあります。
「バーコードを見せればチャージ・決済・ポイント提示がワンアクション」で済むのが強みで、レジ前でモタつかないのが快感です。

PayPay派・交通系派・Edy派のチャージ動線

PayPayはファミマのレジで現金チャージに対応していません。
PayPay残高を増やすときは、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMを使うのが鉄則です。
一方、楽天Edyはファミマのレジで1,000円単位の現金チャージが可能で、手早く補給できます。
交通系ICのチャージも店頭レジから現金でOKで、1枚あたり最大2万円まで補給できます。
「PayPayはATM、Edyと交通系はファミマのレジ」と覚えると迷いません。

ローソン編:ATM×Ponta(またはd)で粛々と積む

ATMでPayPay/au PAY/交通系/Edyを一本化

ローソン銀行ATMは、店内で最も仕事が速い“補給基地”です。
PayPayはQR読取り→企業番号入力→紙幣投入で、手数料ゼロの現金チャージに対応します。
au PAYも1,000円単位で現金チャージでき、過去1日あたりの上限は大きめです。
さらに、交通系ICや楽天Edyの現金チャージにも対応し、レジに並ばず一気に複数のチャージを終えられます。
「ライブ遠征の前夜に、会場最寄り支払い手段をまとめて補給」など、用途と残高を揃える前倒し運用がはかどります。

レジでできるチャージ/できないチャージ

ローソンのレジでは、楽天Edyや交通系ICの現金チャージが可能です。
また、au PAYはプリペイドカードを持っていればレジでの現金チャージに対応します。
一方、d払い残高の現金チャージはレジ非対応で、チャージはセブン銀行ATMを使うのが前提です。
「レジでできるのはEdy・交通系・一部プリペイド、QR残高はATM」という線引きを押さえれば、受付可否で往復する無駄が消えます。

時間帯ポイントと合わせ技

ローソンではPontaまたはdポイントの提示で、0:00~15:59は200円(税抜)につき1ポイント、16:00~23:59は2ポイントと時間帯で付与率が変わります。
夕方以降に買う日配品やホットスナックを、この“夕方1%”に寄せるだけでもコツコツ差が出ます。
ATMで残高を補給→レジでポイント提示→コード決済、という一筆書きの動線にしておくと、作業が短くポイントも取りこぼしません。
ぱっと寄って、さっと積み上げるのが理想形です。

チャージ金額・上限・メンテを読む“早見思考法”

最小/上限と「その日の必要額」

まず「その日・その週・その月」で使う金額を分けて考えます。
PayPayやau PAYのATM現金チャージは1,000円単位で、短時間でまとまった金額を入れられます。
交通系ICはレジでもATMでも残高2万円までの世界なので、通勤定期と都度運賃の合算残高が2万円を超えないように補給額を刻むのが効きます。
Edyはレジで1,000円単位・1回あたりに上限設定があるため、一気に入れ過ぎず必要量を分散するのが無難です。
「1回に多く入れすぎて別決済に回せない」という事態を避けるため、小口で刻むルールを先に決めるとストレスフリーです。

メンテ時間と“う回路”

深夜帯はATMや電子マネーのメンテで一時停止することがあります。
メンテに遭遇したら、同店舗の別手段(たとえばレジでの交通系チャージ)か、別チェーンのATMに回す“う回路”を持っておくと安心です。
「セブンのATMが止まっていたので、ローソンのATMでPayPayだけ補給して帰る」といった柔軟さが、予定を崩さないコツです。
エラー時は焦らず案内どおりに戻る、あるいはアプリのヘルプに従って再操作すれば大抵は解決します。

クレカ→ウォレット→決済の“二重取り”設計図

セブンの王道(セブンカード・プラス→nanaco→収納代行)

セブンカード・プラスでnanacoにチャージ(還元あり)→nanacoで収納代行を支払う流れは、現金払いではゼロのところをチャージ分だけ回収できる実用技です。
高額の自動車税や固定資産税などは影響が大きく、年間で見ると差が積み上がります。
ただし収納代行でのnanaco決済自体にはポイントが付かない点と、nanacoにクレカ直チャージできるのはセブンカード系に限られる点は必ず押さえましょう。
ここを外すと「想定どおり貯まらない」という誤算が起きます。

ファミマの現実解(FamiPay×JCB/上限変更に注意)

ファミマは「店頭現金+JCB/Apple Pay+銀行」の三本柱でFamiPay残高を管理します。
今月の支出が多いなら、上限に触れる前に銀行口座チャージや店頭現金へ割り振るのが無難です。
チャージでカードのポイントを狙う場合は、発行会社の“チャージ対象外”規定に要注意で、期待値の読み違いを避けるのが肝要です。
大枠は「FamiPayに入れ、アプリ提示でポイント連携を乗せる」。
粛々と積めば、細かな買い物でも確実に差がつきます。

ローソンの合わせ技(ATMチャージ→ポイント提示)

ローソンでは、ATMでPayPayやau PAY、交通系、Edyをまとめて補給し、レジではPontaまたはdポイントを提示して決済します。
夕方以降の還元率アップ時間帯を狙えるなら、日配やちょい足しの買い物をその時間に寄せ、ポイントの効率を高めましょう。
細かいながらも習慣化すると、じわりと家計が軽くなります。

ケース別シナリオ:税金・通勤・遠征の“即戦力”

税金・公共料金を払う日

払込票を持ってセブンに行く場合は、先にセブン銀行ATMでPayPay等をチャージ…ではなく、nanaco残高を確認するのが先決です。
セブンの収納代行は現金またはnanacoのみなので、レジ前で慌てないよう、来店前にセブンカード・プラスからオートまたは都度チャージしておきましょう。
ファミマやローソンで払う場合は、アプリの請求書払い対応可否も含め、対象外が紛れていないか要確認です。
「払える手段」と「貯まる手段」は一致しないことがあるため、事前の準備で差がつきます。

交通系一枚で回す通勤術

朝の混雑時はレジで1,000円単位の現金チャージが最短です。
ファミマでもローソンでも、1枚あたり2万円までの範囲で素早く補給できます。
セブンはATMでもレジでも対応できるため、列の短い方を選ぶと時短になります。
残高が2万円に張り付くと誤タッチで補給できないことがあるので、平日小口で刻む運用が快適です。

遠征・旅行の前日チェック

会場や宿の決済手段に合わせて、前夜にATMでPayPay・au PAY・Edy・交通系をまとめて補給します。
ファミマで買い出しするなら、FamiPayにJCB/Apple Payで先に入れてポイント連携もONにしておきます。
ローソンを軸にする日は、夕方帯のポイント付与アップを活かして飲料や軽食をまとめ買いします。
予定が変わっても、他チェーンのATM・レジで“代替ルート”があると安心です。
「補給→提示→決済」を一筆書きで設計しておけば、ばたばたせずに出発できます。

よくある質問の“早押し”結論(抜粋)

Q.ファミマのレジでPayPayは現金チャージできるの。

A.できません。
PayPayの現金チャージはセブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMを利用します。

Q.ローソンでd払い残高は現金チャージできるの。

A.レジは不可です。
セブン銀行ATMからのチャージに対応します。

Q.Edyはどこで現金チャージするのが早いの。

A.ファミマ・ローソンのレジ、またはセブン/ローソン銀行ATMが便利です。
1,000円単位で補給できます。

店内動線の作り方:90秒で終わる“補給→提示→決済”

セブンの最短動線

入店したらまずセブン銀行ATMに向かい、必要ならPayPayやau PAY、Edyや交通系ICをまとめて補給します。
ATM出口で財布やスマホをしまわず、そのままレジ側に半歩移動して残高を確認します。
収納代行や切手などの店頭サービスを使う日は、nanacoの残高を先にチェックしておくとスムーズです。
レジ前でアプリの並び替えに迷わないよう、ホーム画面の1ページ目に「nanaco→コード決済→決済音確認アプリ」の順番で並べるのがコツです。
会計では「バーコード提示→(必要なら)nanaco」と声に出して伝えると、店員さんの操作も迷いません。
最後に出口付近でレシートと残高をパッと見直し、誤差がないかだけ確認します。

ファミマの最短動線

入店直後にFamiPayアプリを起動し、連携ポイントがその日の狙いに合っているかを確認します。
レジでの現金チャージや交通系・Edyの補給は、混雑列の短い側を選ぶのが鉄則です。
PayPay残高を増やしたい日は、店内チャージではなく別日にATMで入れる前提に切り替えると迷いません。
支払い直前に「FamiPayで」とひと言添え、同時にポイント提示バーコードを見せると一拍で流れます。
出入口でレシートの右下にあるポイント加算欄だけチェックして、乗り漏れがないかを確かめます。

ローソンの最短動線

補給が必要なら、まずローソン銀行ATMへ進みます。
PayPayやau PAY、交通系やEdyをまとめて入れてから、レジに回るのが時間効率の最適解です。
夕方の時間帯にポイント倍率が上がる日なら、買い足しをその時間に寄せるだけで差が出ます。
会計ではPontaまたはdポイントを提示し、次にコード決済やEdy・交通系をタップする一筆書きの順番にします。
混雑時はホットスナックの調理待ちでレジが滞留しがちなので、先に飲料や日配を持ち、最後にカウンターへ寄る順路が効きます。

混雑時間の“裏ワザ”

昼のピーク帯はATMが空いていてレジが混みます。
この時間は補給だけを先に済ませ、買い物はオフピークへ回すのが理にかないます。
逆に深夜・早朝はレジが空きやすく、メンテ対象の機器が出ることもあるため、レジチャージ優先に切り替えるのが安全です。
「入店15秒で方針決定」を合言葉に、列の長さと目的で動線を切り替えると、体感ストレスがすっと減ります。

月次の家計設計テンプレ

予算の“袋わけ”をウォレットで代替する

食費、日用品、交通、レジャーの4つを基準にし、それぞれを紐づく最適ウォレットに割り当てます。
食費は「ファミマ日常買い×FamiPay+連携ポイント」、日用品は「ローソン×夕方ポイント」、交通は「各社レジまたはATMで交通系」、レジャーや遠征は「セブン・ローソンATMでPayPayやau PAY」に置きます。
月初におおまかな上限を決め、週初に微調整チャージする運用にすると、予算崩れが起きにくくなります。
現金封筒の代わりに、残高表示そのものを“見える封筒”と考えるのがコツです。

週次ルールで「入れ過ぎ事故」を防ぐ

週の初日に1週間分の最低必要額だけを補給し、臨時支出が出たらその都度追いチャージします。
これで「勢いで入れ過ぎたから使ってしまう」という逆転現象を抑制できます。
交通系は週2回の小口補給に分け、週末残高が過剰なら翌週の補給を減らすだけで帳尻が合います。
Edyは定期的に使う店舗が決まっているなら、レジ前で迷わない額に固定しておくと、心理負担が軽くなります。

大型支払いの“前月前倒し”

固定資産税や自動車税、年払いの保険など大きな支払いは、前月末にチャージ計画を立てます。
nanacoで払う想定ならセブンカード・プラスから段階的に入れておき、当月に入ってから慌てないようにします。
PayPayやau PAYでオンライン決済を使う場合も、チャージ上限や本人確認の段階による制限を月半ばに確認しておくと事故が減ります。
大きな支出は「前月設計・当月実行」の二段ロケットで回すと安定します。

家計簿アプリとメモの連動

FamiPayや各コード決済は履歴が見やすい反面、チャージ時点と支払い時点で勘定がずれることがあります。
家計簿アプリに「チャージは資金移動」として記録し、支払い時に費目を切るルールを統一すると、集計が整います。
月末はレシートの写真取り込みとアプリ履歴を突き合わせ、ポイント獲得分はメモ欄に残すだけで十分です。
完璧さよりも「先月より迷いが少ない」を目標にすると続きます。

よくあるNG集と回避術

還元目当ての“過チャージ”

還元率に引っ張られて過大に入れると、別の決済に回せずキャッシュフローが固まります。
週単位の必要額から逆算し、誘惑の強いキャンペーンは「最低達成ラインだけ」狙います。
条件が複雑なときは、達成チェックを紙に書くより、スマホのメモに箇条で置いておくほうが会計直前に見返しやすいです。

宛先・支払い手段の取り違え

収納代行でnanacoが必要なのに、ATMでPayPayを増やしてしまうミスは定番です。
払込票を取り出した瞬間に「今日の支払い手段」を声に出して確認し、アプリの並びを揃えてからレジに向かいます。
ATMでは画面の表示順に従い、企業番号や金額を焦って先走らないだけでエラー率が下がります。

レジ前でのアプリ切り替え渋滞

ホーム画面の1段目に使う順番でアプリを固定し、使わない決済アプリは2段目以降に退避させます。
通知は「支払い完了」と「残高少」のみを許可し、広告的プッシュはオフにしておくと操作が軽く感じます。
迷ったら現金で一度決済しようとせず、列を外れて準備してから戻るほうが心の余裕が保てます。

メンテ時間の読み違い

深夜に集中メンテが入ると、ATMもレジチャージも止まることがあります。
遠征や早朝出発の前夜は、どこか一か所で“代替ルート”を確保しておくと安心です。
「ダメなら別チェーン」というバックアップ思考を先に決めると、現場で慌てません。

シチュエーション別“声かけスクリプト”

交通系ICをレジで補給するとき

「交通系に現金でチャージお願いします。千円ずつでお願いします。」
金額の小分けを先に伝えるだけで、やり直しが減り所要時間が短くなります。
終わったらすぐタッチ確認音を聞き、残高表示を見てからカードをしまいます。

楽天Edyをレジで補給するとき

「Edyに現金チャージお願いします。今回は三千円で。」
端数を避けると次回の会計がスムーズです。
会計前のEdy残高読み取りをお願いしておくと、過不足が起きにくくなります。

nanacoで収納代行を払うとき

「収納代行をnanacoでお願いします。バーコード読み取りからお願いします。」
対象外の注意書きがある払込票は、その場で現金に切り替えれば時間を食いません。
チャージが不足していたら、レジでの現金追加入金か、列を外してATM→再度来店の2択にします。

ATMでPayPayを補給するとき

「アプリを開いてQRを読み、企業番号を表示してからATMに入力する。」
この順番だけ意識すれば、画面の指示に沿って自然に流れます。
投入前に紙幣の向きを揃えると読み取りが軽く進み、もたつきが減ります。

レジでau PAYプリペイドを補給するとき

「au PAYプリペイドにチャージお願いします。千円単位で。」
店員さん側のメニュー選択がシンプルになり、処理が速く終わります。
チャージ後はカード裏面のサインと残高表示をサッと確認します。

残高とポイントの“見える化”術

ホーム画面の整頓ルール

1ページ目に「今日使う順」の3つだけを置き、他は2ページ目以降へ送ります。
アイコン名の先頭に絵文字や記号を入れて視認性を上げると、目の迷いが消えます。
ウィジェットで残高を常時表示できる決済は、右上に寄せて親指の移動距離を減らします。

通知・リマインダーの活用

「残高が少ない」「利用が確定した」を即時通知にしておくと、過不足が発見しやすくなります。
キャンペーン通知は“週末にまとめ読む”だけのスタイルにすると、当日の判断が澄みます。
請求書払いの期日はカレンダーに入れ、3日前の通知を標準にすると、うっかりを防げます。

月末の棚卸し

月末は各ウォレットの残高を一度ゼロ近辺に戻し、翌月の袋わけに合わせて再配分します。
使い切れない残高は、よく行くチェーンやオンライン決済で消化する計画を作ります。
ポイントは失効順に並べ替え、翌月の買い物に充当して“寝かせない”を徹底します。

セキュリティとトラブル対応

紛失時の初動

スマホやカードを落としたら、まず各アプリの利用停止やカードロックを最優先で実行します。
次にキャリアの遠隔ロックや位置検索をかけ、心当たりの店舗に連絡します。
警察の遺失届は受理番号だけ控えれば十分で、後の再発行手続きがスムーズになります。

チャージの“取り消し不可”を前提にする

多くのチャージは即時確定で、原則として取り消しができません。
だからこそ「週初に小口補給→必要に応じて追いチャージ」の型が効きます。
誤チャージに気づいたら、同額を次の週の補給から差し引くだけで生活に響きません。

払い戻し・機種変更・名義の壁

プリペイド残高の払い戻しは不可または条件が厳しいケースが多く、当てにしないのが無難です。
機種変更の前には、各アプリの移行手順と認証手段を必ずメモしておきます。
名義の異なる家族間での共有は、規約や年齢制限に触れない範囲で“見守り運用”に徹するのが安心です。

家族・チーム運用のコツ

子どもの通学・部活サポート

交通系ICは小口チャージをこまめに行い、学校最寄りのチェーンで補給できる手段を子ども本人にも教えます。
Edyやコード決済は利用範囲や上限を家庭内ルールで決め、レシートとアプリ履歴を親が月1回確認します。
「足りなくなったらこの順番で補給」という家内マニュアルを冷蔵庫に貼ると、いざという時に迷いません。

パートナーと役割分担

生活費はFamiPay、レジャーはPayPay、交通は交通系と担当を分けると、誰が何をどれだけ使ったかが自然に可視化されます。
月末に10分だけ“家計ミーティング”を設け、残高の棚卸しと翌月の割り振りを決めます。
同じ財布でも、役割を分けるだけで管理の負担は軽くなります。

共有財布の見取り図

家族用スマホにポイント提示専用アプリだけを置き、支払いは代表者のコード決済かカードに一本化します。
これで子の買い物でもポイントを逃しにくくなります。
チャージは代表者が週初にまとめて行い、家族チャットに「今週の残高」を貼ると透明性が保てます。

ミニテク集:地味に効く“あと一手”

小銭の出口を作る

現金が少し余った日は、交通系やEdyに小口で移しておくと財布が軽くなります。
特に旅行前は硬貨を電子化しておくと、帰路の荷物が楽になります。

レシートは“キャンペーンの鍵”

抽選応募やポイントエントリーでレシート番号が必要な施策は定期的にあります。
レシートは1か月だけ保管して、月末に一括で不要分を処分すると整います。
撮影してクラウドに入れておけば、紙を持ち歩かずに済みます。

充電・通信のバックアップ

決済に使うスマホは、遠征や長時間外出の日だけモバイルバッテリーを携行します。
電波が弱い場所ではオフライン決済に切り替えられる手段をひとつ用意しておくと安心です。
店舗Wi-Fiは利便性が高い一方で、必要以上のログインを避け、ブラウザの自動保存に頼りすぎないようにします。

非接触の優先設定

スマホの非接触支払いは、優先するサービスを明示的に設定しておくと、レジの読み取りミスが減ります。
普段使うチェーンごとに優先設定を変える運用は手間がかかるため、月初に一度だけ見直すのが現実的です。
迷ったら“最も利用頻度の高い決済”を優先にするだけで、ほとんどの場面をカバーできます。

まとめ

電子マネーのチャージは「どこでも同じ」ではなく、チェーンごとに強みと動線が違います。
セブンはnanacoとATMの二刀流で収納代行や複数補給に強く、ファミマはFamiPayとポイント連携の一体運用が効き、ローソンはATMと夕方帯のポイント提示で差が出ます。
週初の小口補給と月末の棚卸し、そして“代替ルート”を常に用意しておくことが、迷わない家計運用の土台になります。
今日の買い物の前に、スマホのホームを整え、必要な残高だけを補給してみてください。
その小さな一手が、レジ前のもたつきをなくし、家計のムダと「しまった」を着実に減らしてくれます。
思い立った今が、最短動線へ切り替えるベストタイミングです。

  • この記事を書いた人

あすな

WEB制作歴10年。 会社員でWEBクリエイターとして勤務。 デジタルガジェット、WEB技術、投資、ライフハックに興味があり現在複数のブログを運営中

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